早いもので8月も今日で終わりです。お盆前後から猛暑が続いていますので、まだ夏、真っ只中という感じで明日から9月の実感が湧きません。
少し前になりますが、絵の会で木曽御嶽山を鑑賞してまいりました。木曽というと私の頭には、雅な平氏打倒の為、源氏の木曽義仲が馬にまたがって兵を挙げた場面が、見たことのあるドラマ・漫画・挿絵などから頭に浮かびますし、木曽馬の事も浮かんできます。
話が馬の事に飛んでしまいますが、日本には『在来馬』と呼ばれる固有の馬が現代も存在しています。道産子・野間馬・対州馬・御崎馬・トカラ馬・宮古馬・与那国馬。そして木曽馬の8種類です。現在私たちが目にする競馬や乗馬クラブの馬達は、サラブレットなど在来馬以外の馬が中心です。筋肉隆々で脚の長いスマートなサラブレットとは違う、どこか愛嬌があり、ほんわかした数も少ない在来馬達を目にする機会が訪れたならば、とても貴重な時間だと思います。
一週間位前の新聞に『芭蕉が馬と眠った家』と記事が載っていました。『蚤虱馬の尿する枕元』 芭蕉 「馬を家の中で飼うほど大切にしていることに感動して詠んだのでしょう」とありましたが、当然大切にされていたのは在来馬達でしょう。