先日蝉の声が間近に聞こえ、てっきり木の上かと見ていると、足元の草にとまっていました!夏も終わりになると賑やかに景気よく聞こえた蝉の声もなぜか物悲しく聞こえてくるものです。
そう言えば8月28日環境省が絶滅危惧種などのレッドリストを公表しました。
その中でもニホンカワウソの絶滅発表は非常に残念です。30年前の高知県須崎市での目撃が最後だということです。日本の昔話などにも出てきそうな、日本の風景にとても似合うカワウソです。
又今回のレッドリスト公表で個人的には、ゲンゴロウが絶滅危惧Ⅱ類に格上げされたことは、印象に残りました。(もっとも私が小学生の頃からゲンゴロウやタガメなどの大型水生昆虫は、会いたくても昆虫展や図鑑でしかお目にかかれない夢の昆虫でしたが)
流れの穏やかな里山などを流れる小川や田んぼの畦道など好環境の水辺が減少しているのでしょう。
綺麗な水辺に生息するメダカもホタルも数が減少するはずです。
普段は見かけなくても何処か生息地には、多くいるのかななどという都合の良い考えはNGです。
水を綺麗にすることも重要ですが、まずその前に綺麗しなくても済む水の環境を考えなくてはと痛感しております。
それにしても木と間違えて?草にとまる蝉もどこか滑稽ですが、何気にありがたい自然の光景です。