プール熱(咽頭結膜炎)について、プールでのウイルスや細菌の
シーズン中によくある砂式・カートリッジ式ろ過機に関する質問、解答集です。
- 水がきれいにならない
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次の事を確認して下さい。
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- 吐出口より水が出ていない、また勢いが弱い
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次の事を確認して下さい。
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- 圧力計が0MPa(kg/cm²)、または洗浄設定圧力を越えている
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【圧力計が0を指している】
原因として考えられるのは・・・
【圧力計が洗浄設定圧力を越えている】
原因として考えられるのは・・・
- 汚れでろ材がつまっている
・砂式ろ過機の場合
→洗浄・プレコートを行う。
・カートリッジ式ろ過機の場合
→カートリッジは洗浄できませんので、カートリッジの取替が必要です。
- プールからろ過タンクに入るまでのバルブが閉まっている
→バルブを開く。
※圧力計の確認は毎日欠かさずに確認して下さい
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- バルブの開閉を間違えていないか
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→もし間違えた場合は、機械室にある取扱説明板の作業工程の順番通りにバルブの確認をし、正しい開閉を行って下さい。
※プールから機械室に入ってくる間に元バルブが設置されている所は、必ずそのバルブが開いているか確認して下さい。
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ポンプモーターが動かない
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原因として考えられるのは、
- カミナリその他の原因による停電でブレーカーがおちている
→ブレーカーを復帰させ、もう一度運転して下さい。
- モーターに水がかかって、絶縁不良をおこしている
→漏電ブレーカーがおちているのを復帰させます。
少量の水がかかった位なら、ある程度乾燥させると復帰する場合がありますが、もし乾燥させてもダメな場合はモーターの取替が必要です。
なるべく水がかからないよう注意して下さい。
- モーターに負担がかかりすぎている
→ポンプに物がつまったり、その他の原因でモーターに負担がかかりますと、マグネットスイッチの下にあるサーマルのリセットスイッチが手前に出ますので、スイッチを押して元に戻します。
スイッチの横のダイヤルは、モーターの整定電流を調整します。
- ポンプモーターがサビ等の原因で動かなくなっている
→ポンプモーターの取替、及びオーバーホールが必要です。
- 機械室に電気が供給されていない(電源ランプが点灯していない)
→機械室にいく電源がどこかにあるはずなので電源をONにして下さい
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配管、ポンプに空気が入ってポンプが空回りしている
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原因としてはヘアーキャッチャーの蓋の締め付けがゆるかったり、蓋のパッキンが消耗していて、そこから空気を吸い込んでしまうケースが多いのですが、その場合はヘアーキャッチャーに水を入れ、(必要に応じて水揚げをして下さい)運転して下さい。
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ヘアーキャッチャーの清掃方法
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- 機械を《停止》の状態にします。※付随する説明板参照
- 原水バルブを閉めます。
- ヘアーキャッチャーの蓋を開け、内部のバスケット中を取り出し、ゴミ等を除去します。
- 清掃後は、バスケットを戻し、パッキンをしっかりはめ、ヘアーキャッチャーいっぱいに水をため、蓋を確実に締め付けます。
- スイッチON。
- 原水バルブを開きます。
※ヘアーキャッチャーの清掃は、なるべく一週間に一度は行うようにして下さい。
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- 水揚げがうまくいかない
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【準備】
- バケツまたはヘアーキャッチャーまで届く水道ホースを用意します。
- 原水バルブを閉めます。
【呼び水の開始】
- ヘアーキャッチャーの蓋を開け、ヘアーキャッチャーいっぱいに水を入れます。
※中にゴミがたまっている場合は、清掃してから作業して下さい。
- パッキンをしっかりはめ、蓋を確実に締め付けます。
- ポンプスイッチON。
- 原水バルブを少しづつ開きます。
※急に開くと水がおちてしまう可能性があるので気をつけて下さい。
配管内に空気が少ない場合は、ここまでの作業でうまくいく事もあります。
1回でダメな場合は、2.〜6.の作業を繰り返します。
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ポンプのグランド部の水漏れがひどい
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中にグランドパッキンが入っていて、それが消耗してくると水漏れがひどくなります。
グランド部のボルト(2本)を工具で均等に締め付けると、ある程度収まりますが、それでもダメな場合はパッキンの取替が必要です。
水がポタポタおちる程度が最適です。
※グランド部ボルトを締め付ける際、危険ですので必ずポンプ停止時に行って下さい。
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ポンプモーターの音が非常にうるさい
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ポンプモーター内部のベアリング等の部品が破損している可能性がありますので、弊社に連絡のうえ、直ちに部品等の取替を行って下さい。
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タンク、配管部、バルブより水漏れしている
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水漏れしている箇所を確認のうえ、詳細を弊社にご連絡下さい。
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プールの水がなくなってしまった
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ろ過運転中に排水バルブが開いていませんか?バルブの確認を行って下さい。
あと考えられるのは、排水バルブが壊れて常に開いた状態になっているか、プール本体及び配管のどこかで水漏れが生じている可能性がありますので確認して下さい。
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バルブが固くて動かない
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サビ等いろいろな原因で動かなくなってしまったバルブは取替が必要ですので弊社にご連絡下さい。
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ろ材取替の時期は
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【砂式ろ過機の場合】
- 学校プール用
5年目で上部ろ材取替。10年目で全ろ材取替と全塗装。
- 浴場用
1年目で上部ろ材取替。2年目で全ろ材取替と全塗装。
【カートリッジ式ろ過機の場合】
- 学校プール用
1〜2年でカートリッジ全取替
- 浴場用
0.5〜1年でカートリッジ全取替
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ろ過運転の適切時間とは
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使用条件によっても変わってきますが、天気が良く、遊泳人数も多い場合は汚れを取り除くのに時間がかかりますので、近隣に迷惑がかからないようであれば、24時間ろ過機は運転した方がよいでしょう。
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正しい塩素管理を行なわないと
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プール内に塩素が入っていないと、汚れやにおいの原因になりますので、設置してある滅菌装置、または薬剤の取り扱いに従って正しい塩素管理を行って下さい。
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ろ過助剤を入れていないと
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ろ過助剤(凝集剤)とは、水の中に溶け込んでいる泥や,目には見えない不純物などを吸着させ、フロックと呼ばれるよごれのかたまりを作る薬品です。
ろ過助剤を使用することによって、微細な汚染物質の除去効果を高めることが出来ます。
【砂式ろ過機の場合】
一般にポリ塩化アルミニウム(PAC)、硫酸アルミニウム(硫酸ばんど)を使用します。
【カートリッジ式ろ過機】
カプセル型の清澄促進剤(清浄剤)に小穴を開けて、ヘアーキャッチャー内に投入して使用する方法が一般的です。
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滅菌機の調子が悪い
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塩素が正常に送られていない、機械が動かない、塩素が漏れている等のトラブルが発生した場合は早急に対処する必要がありますので、滅菌機の型式と状況をご連絡下さい。(簡単な作業で解消する場合や、部品交換が必要な場合もありますので出来るだけ詳しく状況をご連絡下さい)
※機械は動いていて、塩素が正常に送られていない場合、空気抜きすれば解消されるケースが多いですが、気づかずにそのままにしておくとプールに塩素が送られず藻が発生してしまうので、毎日のプールの残留塩素の測定は必ず行うようにして下さい。
※塩素が滅菌機、または部品から漏れている場合、早急に滅菌機を止め、漏れている箇所、状況をご連絡下さい。
漏れている塩素が原因で機器がさびてしまったり、臭気が機械室にこもってしまったりしますので、塩素の取り扱いには十分気を付けて下さい。
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